☆pon's diary☆

フリマ、CAFE、マクラメ、アウトドアなどなど
フリマ、CAFE、マクラメ、アウトドアなどなど
父・最期の日

父・最期の日

(記録用にてまた長文…)

12/24、朝のLINEは見てくれず、、
10時退院でお迎えに。
歩くのがしんどいとの事で車椅子を持って行くと、入院した時よりかなりしんどそう、、車まで行って車椅子から車に乗り込む事も大変になっていた、、車中で聞くと朝の着替えに1時間かかったとの事…。
家に着き、玄関までは杖と私の介助で何とか歩いて辿り着き、母が「良く帰って来てくれたなぁ。」と声をかけると「こんな事になってしもた。」と…。

すぐにいつもの父の寝床へ。
改めてLINEの事を聞くと、スマホの調子が悪くて見られなかったとの事ですぐにdocomoショップへ。すぐ対応くださって壊れておらずなおったので、そのまま続けて通常の食材等の買い物へ。父はパンが食べたいとの事でいつものヤマザキ・レーズンロールパンを購入。
…買い物の途中、スーパーの駐車場で弟嫁にTEL。明日、弟家族みんなで来てくれる予定を確認し、父の状態を伝え、辛いけれど最期の準備についても話す…。

家に戻って、父がお手洗いに行きたい、との事で介助して連れて行った。座って用を足して立ち上がろうとするも立ち上がれない、、私が色々体勢を変えて試すもうまく行かず、やっと外に出られたが廊下で一緒に倒れ込みそこで父が嘔吐、、
寝床で横になると気持ちが悪くなるようで寝ては少し嘔吐して、しばらく座り、また横になるのを繰り返していた、、
帰ってきた直後は自分で寝転んでいたけど、そのうち私の介助なしでは寝転べず、、時間を追うごとに状態が悪くなった。
退院してきて欲しくて私が言って、父に無理させてしまったんだ、と父に無理言ってごめんなさい、を言うと、首を横に振っていた…。

会社帰りに弟が立ち寄ってくれて、今夜は弟嫁の提案で泊まってくれる事に。少し父と話して、泊まり準備の為、ごはんとお風呂を済ませに一旦帰宅。
私と母で交代で父を見つつ、夕ごはんを食べていると、担当看護師の筒井さんからわざわざTELあり。薬の飲ませ方や嘔吐してるなら経口補水液を、と。今日は夜勤だから何かあったら連絡してね、と。なんと心強い。本当に有り難かった。

そのうち背中の痛みの為に飲んでいる薬の副作用なのか、何もないシーツをじっと見つめて指でカリカリ触ってみたり…。大坂先生から副作用で幻覚が見えたりする、とお聞きしていたのでこれかな、と。そして一点を見つめる事も多くなり様子がおかしい、と思い、明日と言わず弟家族に来てもらえるか連絡して、弟嫁と姪っ子たちはクリスマスイブにも関わらずすぐに駆けつけてくれた。コロナで最近は行き来がほとんど出来なかったから、久しぶりに見るじいちゃんの姿があまりに違っていたのか、姪っ子姉がじいちゃんを見るなり泣き始めた。早速、明日予定していた、じいちゃんから孫たちにお年玉を手渡せた。背中を痛がっているって言うと姪っ子たちで背中をさすってくれた。座っている父をずっと支えていたけど、そうこうしているうちに、力が抜けて私の腕にぐったりと寄りかかって来たので、弟嫁に救急車を呼んでもらった。
到着までに、孫も母も弟嫁も私も
みんなで父・じいちゃんを呼んで、呼んで…。弟嫁は「よっちゃん(弟)まだ(来てない)やから」って一生懸命呼んでくれて…。
救急車よりも弟が先に着いて、大声的「お父さん!」って呼ぶと少し嘔吐して反応があった。聞こえてるんや!ってみんなで呼んでいたら救急車がやっと来た。
そこからは父の保険証やお薬手帳など救急隊の方々が言われたものを準備。その後、弟は救急隊の方とタンカー運び、私は救急隊の方の荷物を担いで弟と一緒に救急車に乗り込んだ。車内でも蘇生処置が続いて、やっと動いたと思っても病院までものの数分の距離のはずなのになかなか着かない、、

病院に到着してからの時間感覚の記憶がないけれど、夜勤の筒井さんが来てくださり「今、もしかしたら寺田さんって方が救急で来られるかも、って話したところやったんよ!」と。話を聞いた当直の先生は聞いたばかりの名前でびっくりした、と。…その後は先生からは延命治療は希望されてましたか、など話があり、母にTELしたり弟と話したりで、お父さん、もう充分がんばらはったよね、と、延命処置は希望しない事を伝えた…。
弟と一緒に父との対面。2人で思いっきり泣いた。その後、父は着替えの為、一旦廊下に出た後も弟は「何もできひんかった…。」と突発的に泣いていた…。

悲しいけれど、この後の事を段取りする為、弟は葬儀屋さん検索を、私は母や親戚に電話で知らせた。叔父さん(父の弟)は夜遅いにも関わらず病院まで来てくださって「まだ温かいなぁ。」と顔などに触れてくださった。先生や看護師さんがお気遣いくださり、ゆっくり話す時間と場所を提供して下さったので、父の傍で3人、ゆっくり過ごす事ができた。

1、2時間ほど経って葬儀屋さん到着。家から1番近い会場が空いていて、そこへ移動。お通夜・お葬式の打ち合わせ。終わったのは夜中1時過ぎ。夜中は父のそばで弟と2人で過ごす為、まずは私から家に戻った。母もこたつでうたた寝しながら待っていて、最期の様子を伝えた。母は憔悴しながらも納得せざるを得ない様子…。お風呂などを済ませて毛布を抱えて歩きでまた葬儀場へ戻った。

朝の退院時、まさかこんな事になるとは、、長い長い辛すぎる1日だった…。

(…お天気の良い日に庭でひなたぼっこするのが日課だった。12/10のひなたぼっこ…)

name
email
url
comment

NEW ENTRIES
open air(05.01)
あっという間の4年間(05.01)
初めてひとりで(04.10)
最後のひと瓶(03.09)
花も楽しみ(03.05)
やっぱりコレ!(03.05)
山頂☆(03.05)
視界が開けた(03.05)
まだ平坦な道(03.05)
一名山・伊吹山登山(03.05)
RECENT COMMENTS
ARCHIVES
RSS
RSS